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28 「ウ」号作戦及び完作戦


昭和十九年(一九四四)六月一日から昭和二十年(一九四五) 一月二五日「ラチドン」北方一キロ一五四高地の山の中に小屋を 作って、そこで聯隊の事務を執る事になった。この小屋も発見され 何回か戦闘機の銃撃を受けた。八月九日機銃掃射が直接壕に命中し 月形大尉、真島中尉、津守主計中尉の三名が戦死した。ご冥福を祈る。 雨期明けになって「アラカン」地区は第五四師団兵兵団と交代する 事になった。第五五師団壮兵団は「バセイン」に移動「イラワジ、 デルタ」「ビルマ」南西の守備となる。「イラワジ、デルタ」は 仙台第二師団勇兵団が警備に当っていたが、七月十五日北に向って 転進している。

タイ国 象に乗って

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