49 日本地質学会開催
昭和三二年(一九五七)八月二〇日から二四日。日本鉱山地質学会 が、佐々連鉱業所で開催。東大、渡辺、北大、石橋、秋田大、加納、 広島大、小島各教め多数が参加され盛大に行う事が出来た。 坑内の案内地表の露頭等の案内を一手に引き受けてやった。 九月二八日調査係試錐を担当している土居夫妻の仲人をする事になった。 私の初めての仲人であったが残念ながら長続きはしなかった。 一〇月二三日大野原町の秋祭りに参加する事が出来た。 「ちょうさ」二〇台余りが参加した、町を上げての秋祭である。 各部落では毎年役割を定めて昔の伝統を引継、古式ゆかしき中にも 新しきものも入れて盛大に行われる。子供達も大勢の従兄弟達と 顔を合わせ楽しそうであった。 十一月十一日から橡尾山でのボーリング調査の計画が進められた。 昭和三二年(一九五七)度全国の高校より選抜した優秀な実習生を 集めて此処橡尾山の山の中で実施する事になった。 実習生 木谷泰夫、加藤 、大滝竜二、森正俊、 十二月半ば無事終了した。 十二月二七日試料係の藤下薫の結婚式に招待を受けた。 藤下薫と私の家内の郷里がすぐ近くだった。
日本地質学会 (佐々連鉱山で開催)
石槌山頂上餅投げ |
石槌山七合目 |
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昭和三三年(一九五八)三月半ば坂瀬南付近の地質調査のため 平田、石川、福田、藤下の四名で行われ三月二〇日初めて白髪山 山頂に登った、山頂付近は蛇紋岩に覆われている。昔から白髪山 では方向が判らなくなると言われる通り、蛇紋岩には磁鉄鉱を多 く含み、クリノメーターが北の方向を示さない様である。 この付近では最高の山である。天気も快晴で見事な景色を見る事が出来た。
白髪山山頂