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91 法皇隧道
法皇隧道は豊かな嶺南の資源開発と地域産業文化発展のため、
古くから住民の切なる念願であった。昭和二九年(一九五四)
十一月、三島町外五ヶ町村を合併市政施行に際し、嶺南地区の
要望により、特に嶺南の豊かな資源、文化、経済、すぐれた
渓谷美と金砂湖、平家落人伝説の秘境、天然記念物の紹介等
観光開発その他多種の目的により実施する事になった。
金砂湖立退者記念碑 豊 裕一 朋重 姉 兄 スミヱ
佐々連鉱山に地質調査の依頼が来た。土井正民、石川順一の二名
で昭和三一年十一月現地予定地の地表を踏査し、報告書を提出
した。昭和三二年十二月、鉄道工業株式会社に工事を発注。
昭和三三年二月起工。工事進行中、入口より四二九メートル地点
で断層よりの大湧水に逢い工事は頓挫した。
別子ダム
その後井原建設工業株式会社が代って工事を担当、昭和三五年
八月延長一,六六三メートルの隧道を完成、その後岩盤跪弱の
ため全面的に巻立て工事を行い、更に排水施設の改良を実施し
これを完成する。借入金返済のため、有料道路としたが、
昭和四九年三月、県道に移管し、通行料金を廃止した。
斯くして幾多先人の努力によって、無事、町と嶺南を結ぶ最短
距離の連絡道路が完成した。
富郷ダム上流展望台から 手前の地形は湖底に沈む
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